声の方を見ると翼君がいた



「なんでもない。じゃあ湊、帰ろうか?」



優しく言ってくれる蘭に頷く



「何かあっただろ。そうじゃなかったら葛城さんは目は赤くならない」



「本当に何もないのよ!部外者は黙ってなさいよ!」




「人が心配してんのに、その言い方はないだろ!それに俺は一ノ瀬さんには言ってない!」