「湊、お待たせ!教室に戻ろうか?」



トイレから出てきた蘭は私に笑顔で言い、翼君を見ると睨んだ



「またアンタ?いい加減にしてくれない?湊は軽音なんかに入らないって言ってるでしょ」



「だからなんで一ノ瀬さんが言うわけ?一ノ瀬さんには関係ないんだからさ」



「関係あるから言ってるんでしょ。本当にアンタってしつこいんだね。じゃあ湊、教室に戻ろっか!次の授業に遅れちゃう!」