公式、非公式の行事に積極的に出席しなければならないし、国王と王妃にかわって公務をしなければならない。各領地の領主だけでなく、王都にいる貴族や大商人や著名人たちに招かれ、お愛想のひとつも述べなければならないし、愛想のひとつやふたつ振りまかなければならない。

 チャーリーが王太子に決まってから、政界や経済界は彼を全面的にサポートしてくれている。政界や経済界だけではない。各分野こぞって助けてくれているのがありがたすぎる。

 チャーリーもまた偉いと思う。彼は助けやアドバイスは素直に受け入れ、かつ学ぶのである。なかなか出来ることではない。