「先輩ほんっとうにおめでとうございます!」
「もうこれで何回目〜?でも、ありがとう」
「だっておめでたすぎますもん。お相手は国家の平和を守る警察官!おまけに優しくてイケメンで非の打ち所ナシ!そして先輩も看護師という手に職をつけた美人さん。まさに美男美女カップル!はぁ〜早く赤ちゃんが見たいです♡」
勤務が終わり更衣室で一緒に着替えながら、彼女はずっとこの話をしている。
まだあまりイメージが湧いていない当事者の真紘よりも、後輩の彼女の方がよっぽど実感がありそうだ。
色々と気が早いところはあるけれど、人の話を自分のことのように喜んでくれる存在がいることは素直に嬉しかった。
堀越真紘(27)は先日、約3年付き合っている彼氏からプロポーズをされた。
相手は社会人になってから出会い、付き合い始めた同い年の警察官。
彼女が言っているように、カッコよくて優しくて、自分には勿体無いくらいの相手。
だからいつまで経っても実感が湧かないのかもしれない。
自分にどこか自信がもてず、恋愛にすっかり臆病になってしまったのは、おそらく高校のあの時からだ——。
「もうこれで何回目〜?でも、ありがとう」
「だっておめでたすぎますもん。お相手は国家の平和を守る警察官!おまけに優しくてイケメンで非の打ち所ナシ!そして先輩も看護師という手に職をつけた美人さん。まさに美男美女カップル!はぁ〜早く赤ちゃんが見たいです♡」
勤務が終わり更衣室で一緒に着替えながら、彼女はずっとこの話をしている。
まだあまりイメージが湧いていない当事者の真紘よりも、後輩の彼女の方がよっぽど実感がありそうだ。
色々と気が早いところはあるけれど、人の話を自分のことのように喜んでくれる存在がいることは素直に嬉しかった。
堀越真紘(27)は先日、約3年付き合っている彼氏からプロポーズをされた。
相手は社会人になってから出会い、付き合い始めた同い年の警察官。
彼女が言っているように、カッコよくて優しくて、自分には勿体無いくらいの相手。
だからいつまで経っても実感が湧かないのかもしれない。
自分にどこか自信がもてず、恋愛にすっかり臆病になってしまったのは、おそらく高校のあの時からだ——。