足音はもうそこまで来ている。どうしよう。なんと言おう。と意外と冷静な自分に驚いた。もう、諦めようか...なんて考えながらも半ば諦めている自分がいた。



「あれ...そこに誰かいる?」



気付かれた...かな



ドクドクとまた心臓が暴れだし、上手く呼吸ができなくなってきてしまった。



「やっぱり、誰かいない!?」