ッ違う...入"らない"んじゃない...入"れない"んだ...



なんて...わかる分けないか...あ、ヤバいかも...酷い動悸がしてきた...



ズキッ...



「ッ!!」



「ヤバい」と自覚した瞬間、心臓に貫くような痛みが走った。



にこは初めての痛みに耐えられずに膝から崩れ落ち、胸を押さえて荒い呼吸を繰り返した。



さすがにおかしいと思ったのか先生はにこに近づき、手を伸ばした。