歌っているということが加わったことで、満足以上の結果になっていた。

プレミア公開が終わっても、もう一度再生する。

プルルルルル—————

「電話だ。私出てくるから、有紗は聴いてていいよ」

「ありがとうみっちゃん」

画面から目を離せなくなっている私に、少し笑いながら電話をとりに部屋を出ていく。

はぁ……。

二回目も聴き終わって、少しだけ休憩する。