私がこんなこと言っていいのかわからないけど、こさんは私のいいライバルだと密かに

思っている。

密かにね。

だからか、無駄に反応が速くなってしまったみたいだ。

『うそっ⁉︎ありがとうございます。もうこさん、この世に思い残すことはないよぉ……』

えぇっ⁉︎

「そんなそんなっ!私こそ、こさんと話せて思い残すことはないです!」

「有紗、意外と攻めるじゃん」