「それは俺らがうさぎを着ぐるみとしか見てないからだね」



その横でうんうんと頷いている和輝くん。

ええ、そんなぁ……。

私は3人の写真欲しかったし、思い出作りしたかったんだけどな……。

まあいいか、この2人のことだし、この際諦めよう。



「次どこ行く?」

「あっ、私行きたいとこある!!」

「俺たちは双葉についてくから、好きなとこ行っていいよ」



やった!!!

私は大好きなジェットコースターの乗り場へ向かう。



「え……もしかして先輩……ジェットコースター乗ろうとしてる?」

「ん?もちろん!」

「双葉、絶叫系好きなのか……。去年ホラー映画見て怖がってたからてっきり絶叫系も無理かと思ってた」



そう、私は絶叫系が大好きで、小さい頃からジェットコースターやフリーフォールはいつも乗っていた。

そして私は、2人を引き連れて乗り場に向かうのだった。