『おっ、おはよっ!』 「ふはっ、何噛んでんの?」 意識してる?と、耳元で囁く七瀬。 『う、うっさいばーか。』 「ごめんごめん。」 そう言って席に向かう七瀬。 ホームルームを知らせる、チャイムが鳴る。 ケータイが鳴って思わず見ると、唯葉からだった。 (ごめん、階段から落ちて怪我した~今日は早退するー。) 思わぬメッセージに目が見開く。 大丈夫?と心配のスタンプを送って画面を消した。