『…私も、七瀬の事好きだよ。』


俯いて、思わずスカートを握る手に力がこもる。


「…マジ?」


『…何それ、自分から言ったのに。』


ごめん、と、七瀬が笑う。


「でも…そうか、そっかー。」


上を向いて首の後ろをかく七瀬は耳まで赤くしている。


…私も顔が熱い、多分真っ赤だろう。


「…俺と付き合ってください。」


右手を伸ばし頭を下げる七瀬。


『…よろしくお願いします。』