そんなこと、思いながら。


美和はすぐに眠りに落ちていった。


まったく。


たかが球技大会ぐらいで。


そんなに頑張らなくていいのに。


人一倍、責任感が強い。


なんでも一生懸命。


でも、一人でなんでも解決しようとする。


「バカだな。こんなんなるまで、頑張って。」


美和を見ながら思った。


「ぐっすりおやすみ。」


ひとつ。


美和の唇を奪って、部屋を出た。