足が熱を持ってる。


うんん。


身体中。


熱い。


「う・・んっ。」


「美和。」


誰かが私を呼んだ。


目を開けると、龍矢の顔。


「あれ?私・・・」


「学校から連れてきた。寝ろ、朝までぐっすり。」


龍矢の大きな手が、私の髪をなでた。


ああ、気持ちいい。


「うん。」


なんだか、すごく安心する。


私はまた目を閉じた。


また抱きあげられたのかな?


誰かに見られてないかな?