「結城、あの資料を。」


「かしこまりました。」


はー。


つまんない。


私がどこに連れてかれたって?


それは、龍矢の会社。


なぜかって?


それは知らない。


「つまんない。」


こんなんだったら、ベットの中のほうがよっぽどよかった。


「美和様、どうぞ。」


そう言って、結城さんが紅茶とお菓子を出してくれた。


「ありがとうございます。」


結城さんって、龍矢とそんなに年かわらないんだっけな。


龍矢よりよっぽどいい人。