「もう一回。」


「龍矢。・・・これで満足?」


呼ぶしかないじゃない。


「学校以外ではそう呼べ。」


「うん。」


なんか、うまく丸めこまれた気がする。


「呼んだでしょ?出ってってよ。」


「あ?美和も起きるんだよ。」


「やだ。私は寝るの。」


龍矢はベットから起きあがると、私を抱き上げた。


「きゃっ。なにすんのよ。」


「出かける。」


「はっ?いきなりなんなのよ。」