「びっくりした。」


「美和。」


「えっ?」


顔をあげたら。


龍矢の顔が下りてきた。


長い・・・キス。


「スリルあるだろ?」


「もう。」


なにがスリルよ。


私はずっと、ドキドキしてるんだから。


「これからどうする?」


もう、時間は18時だった。


「龍矢の好きなようにして。私はもういいよ。」


「お前、欲ないな。せっかく美和に付き合うって言ってんのに。」


「だって、私があと思いつくのはご飯食べて、家帰るだけだもん。」