「あ?」


「私たちって・・・」


「当然、夫婦に見えるに決まってるだろ?」


まるで、私がなに考えてるかわかったような答え方。


「うん!」


よかった。


龍矢がそう思ってるなら。


私はそれで、満足だよ?


「うーん。どっちがいいかな?」


「お前にはこっちが似合う。」


後ろから、抱きしめられた。


「みんな見てるよー」


「気にするな。俺たちは夫婦なんだから。」


「お店でこんなことしてる人いないよ。」


「俺たちはいいんだよ。」