「あれ、俺たちにやいてるよ。」


山下さんが、私の耳元でささやいた。


カーって、なぜか顔が熱くなった。


だって。


いつも、やきもち焼くのは私で。


龍矢にそれを見透かされてて。


こんなこと、今まで一度もなかったから。


でも。


それだけ私が龍矢に愛されてるってことでしょ?


前に龍矢に言われた言葉を、逆に置き換えてみた。


そう思っていいでしょ?龍矢。


「わかった。そうしてくれ。」


「了解。」


簡単な話し合いで、話はすんだようだ。


「じゃあね、美和ちゃん。」