そんなの慣れるわけないじゃない。


ポンポンって、私の頭をなでて、龍矢は行ってしまった。


私も戻ろう。


いつまでもここにいたら、由衣に怪しまれるよね。


なぜかあの子、勘がいいんだよね。


そのうち、ばれちゃいそうだな、私たちの関係。


大丈夫って言ってんだろ?


さっきの龍矢の声が聞こえた。


大丈夫か。


大丈夫なのかな?


でも、龍矢が言うんだもん。


大丈夫だよね。


3学期の初日。


そんなことを思いながら。


部活をやっていた。