「ほんと?」


「あとで、食べよう。二人で。」


「うん。」


龍矢にお姫様だっこしてもらいながら。


もしかしたら、劇にもこんなシーンがあるのかなって思ってしまう。


「私、お姫様になれるかな?」


「俺がしてやるよ。」


「うん。」


龍矢の言葉で、ちょっとだけやる気になってる自分がいた。