今度は唇にキス。


「また半日、美和に触れないのか。」


「半日くらい我慢してよ。」


「我慢したら、美和は何をくれる?」


「へっ?」


「夜、覚悟しとけよ。」


そう言って、龍矢はベットから立ち上がった。


かーって、顔が赤くなった。


もう、朝から何言ってんのよ。


「美和、遅刻すんぞ。」


「わかってるわよ。」


朝日を浴びて。


指輪がキラッと光った。


ひとつ。


宝物が増えました。