社長室。


そう書いてある、部屋に入っていった。


ここには、一回来たことがある。


あのときは、一人で街に出かけて。


お母さんのこと思い出して。


なんか辛くなって。


ここに戻って来たときに、龍矢に抱きしめてもらったんだ。


「遅くなった。」


「お待ちしてました。」


そこには、結城さんをはじめ、何人かの男の人がいた。


「へーこの子が龍矢の奥さんか。」


「若いなー」


「高校生?」


「名前は?」


「えっと・・・」