【オーロラの降る夜には】
そして、七夕の日の夜。
僕はケジメをつけるため、七夕なら会えると信じ、初めて二人で会った場所に向かった。

やはり、彼女の姿はなかった。僕が帰ろうとしたその時、オーロラが降った。
「秀くん!」
振り返るとそこには愛がいた。
「愛!」
「やっと、会えた。オーロラが私たちを結んでくれた。」
彼女の笑顔と涙はまるで輝く星のようだった。
「私と出会ってくれてありがとう。」
「ああ、これから先もまた会いにいく。」
「うん、約束だよ。」

2人の輝きは、私達の見えない世界で。
今日も、明日も。永遠に輝き続けるだろう。

end……。