「広瀬っ」

「は、はぁいっ、今行きますっ」


サッカーが名門の緑南高校は、
今日も部活で大忙し。

マネージャーであるあたしも、
水を運んだり、タイムを計ったり、
洗濯物をしたりで大変。


「もぉっ、なんでこんなにハードなの!?」

あたしがそう言うと、
後ろから、親友兼マネージャーである
小西早苗が答える。

「しょうがないでしょー、
だったらなんでサッカー部の
マネージャーなんてしようと
思ったの?」

「それはぁ………」