「あなた…私の話聞いてた?」

私は、ため息をついた…

「うん。聞いてたよ。」

と、男は私が隅に置いた皿から、また料理をつまみながら言った

「だったら、わかったでしょ?私に構わないで」

ビールを一口飲み、新たによそった料理を口に運んだ

「僕も言ったでしょ?君みたいな娘好きだって」

男は、またニコニコと微笑み、私にかかわろうとしてくる…

「あなた、よほどの変わり者ね。こんな色気もないような女のどこがいいのよ…ここに居たって、時間の無駄なんだから、そっちに行って、ほかの娘と仲良くしたら?あなただったら、いくらでも相手見つかるわよ」

私は頬杖をつき、箸を休めることなく答えた