「あんた…そんなんじゃ、これから先どうすんのよ…」

そう言うと、彼女はため息をついて続けた…

「いつまでも、若くないのよ…?いい加減、覚悟決めて、誰かに寄りかかった方がいいって…」

その方が楽に生きられるのなんかは、とっくににわかっている…

でも私は、一人で生きていく人生を選んだ…

「いいのよ」

私は、彼女に笑顔で答える…

「私はこれからも、一人でいいの…常に誰かが傍にいるのって煩わしいし…一人が暇になったら、クラブでも行けば、一人にならずにすむしね」

私がそう言うと、彼女はニヤリと笑った

「ってことは、誰かが欲しい時もあるって事よね?」

「まぁ確かにね…」

私は、彼女の不適な笑いを不信に思い、顔をひきつらせながら、体を彼女から出来る限り後ろに遠ざけた…