Ｗ ～宇宙の果てから～

と不思議そうな声で復唱する。
先生は

「…いえ何でもありません！２人とも早く教室に戻りなさい。もうすぐホームルームが始まりますよ…。」

と背を向け答える。
二人は不思議そうに

「はい」

と答える。
先生は立ち去るのを二人は見つめている。
華鶴菜は

「先生…。大丈夫かな…。」

とつぶやくとチルリルはすっと出て来て

「あやしいにゅう」

と呟く。
華鶴菜は

｢なっ！！｣

とビックリすると咲矢香が

｢どうしましたの？華鶴菜ちゃん｣

と振り向き聞く。
華鶴菜は急いでチルリルを後ろに隠して

「え？！あははー。何でもないよー。本当に…。あ１私ちょっとトイレ行きたくなっちゃったから先行くねー。じゃあ後でねー。」

と言い立ち去る。
咲矢香は不思議そうに考えながら華鶴菜の脇にあるペンギンの脚みたいなものを見て

「－？ぬいぐるみ？」

と首をかしげて去る華鶴菜を見つめている。



華鶴菜はチルリルを廊下に連れて行き

「…んもう！急に現れないでよ！」

と怒って言うとチルリルが

「そんな事言ってる暇ないにゅう！ツインベルが光ってるにゅう！何で気付かないにゅうか？」

とツインベルを指さしながら言う。
華鶴菜は光ってるツインベルをみて

「あ…。本当だ…。…って事は敵が近くに居るって事？」

と言うとチルリルは

「そうにゅう。」

と言うと急に爆発音が鳴り響く。
華鶴菜は

｢何？！｣

チルリルは飛びながら

「行ってみるにゅう。」

と言うと華鶴菜は

「うん！」

と言いチルリルの後を追う。



二人が向かった先はあった筈の理科室が綺麗になくなっていた。
華鶴菜は驚いて

「－な…何これ！！理科室が…。」

と呆然と立ち尽くして言う。
チルリルが

「華鶴菜！とりあえず変身にゅう！」

と言うと華鶴菜は

「うん！解かった！」

と言い

「星の光の元にその姿を現せ！ツインベル！！」

と呪文を唱えると華鶴菜は変身をすると煙の中から人影が出て来る。
華鶴菜は

「－！？誰か来る！！」

と不安そうにしていると先生が現れる。
華鶴菜は