‐夜‐

「－。…っ。…くっ。…」

と苦しむ白衣を着てる男性。
苦しいのを押さえて倒れると

「…はぁ。…はぁ。…」



‐朝‐
『ピピピピッ』と目覚ましの音がする。
華鶴菜は目覚ましをとめると『リリリリッ』と再び別の目覚ましの音がする。
華鶴菜は手探りで目覚ましを探してとめる。
すると再び他の目覚ましが『ジリリリリッ』と鳴り出す。
華鶴菜は目覚ましをとめると起きて制服に着替えた。
『ピロンピロンピロン…』と目覚ましの音があちこちでしている。

「うにゅうう！うるさいにゅう」

と怒りながら起きるチルリル。
華鶴菜は

「おはようー。」

とさわやかに挨拶をする。
チルリルは

「おはようじゃないにゅう。一体いくつ目覚ましかけてるにゅう？」

と目をこすりながらあきれて言うと華鶴菜は

「へ？８０個だけど？」

とけろっと答える。
チルリルは目の前に広がる目覚ましに驚き

「一体何処にこれだけの数しっまってたにゅう…」

と不思議そうな顔で聞いてると華鶴菜は

「まぁまぁ。細かい事は気にしない～でしょ。」

と悪戯っぽく言う。
チルリルは

「うにゅ」

と言葉に困る。
華鶴菜はバッグを持って

「朝ごはんここにおいて置くから。ちゃんと食べておいてね。私はもう学校行くから。じゃあねー。行ってきます。」

と手を振って出て行く。
チルリルは再び目をこすってご飯を食べようとすると目覚まし時計は一つもなく

「にゅ！！いつの間に片付けたにゅう？」

と驚くが深く考えるのをやめて朝ごはんを食べる事にした。
華鶴菜が用意してくれたのはご飯・鮭・玉子焼き・味噌汁とシンプルな和食だった。



華鶴菜は学校に着くとドアを開けて

「おはよー。」

と元気よく入ってくる。
皆はまばらに

「おはよう」

や

「華鶴菜おはよう」

と返す。
華鶴菜が席に着くと

「おはようございます。華鶴菜ちゃん。」

と声がする。
華鶴菜が振り返って

「あ！咲矢香ちゃん。おはよー。」

と言う。
そこに居たのは内谷咲矢香（うちやさやか）だった。
彼女はお嬢様なので敬語を使うのだ。
咲矢香は