「まず1つ目 。お主にはちょっと現実離れした話かもしれないけどこれはゲームでもアニメでもなんでもない。紛れもなく現実に起こっている話にゅう。だから敵と戦って本気でやばくなった時は無理して戦わずに逃げる事も必要にゅう。でないと敵にやられて死ぬ事も充分考えられるにゅう」

と説明する。
華鶴菜は緊張しながら

「う…うん」

と答える。
チルリルは指をもう1本立てて2にして

「それから2つ目。お主の正体がばれないないように敵や人前では変身出来ないようになっているから気を付けてにゅう。ちなみに万が一呪文を言っても変身出来ないように杖に設定してあるから呪文言ってもただの独り言になるにゅう」

と強調して言う。
華鶴菜は

「は…はあ」

と言う。
チルリルは続けて指をもう1本 立てて3にして

「そして3つ目。自分が正義の味方だって事は誰にも言わないで欲しいにゅう。んまあばれちゃった時は仕方ないにゅうが極力ばれないようにして欲しいにゅう。良いにゅうね?」

と説明を終える。
華鶴菜は手を上げながら

「は…はい。ところで―…」

と言うとチルリルは

「ん?何にゅう?」

と訪ねる。
華鶴菜は

「敵ってー。具体的にどう言ったものなの?普通に人間だったりするの?」

と不安そうに聞く。
チルリルは

「まぁ人間と言えば人間にゅうね。華鶴菜には心が奪われて悪の化身になってしまった人と戦って貰うにゅう。」

と答える。
華鶴菜は

「そっかぁ。じゃあまともな人間じゃあないのね。」

と言うとチルリルは

「そういう事にゅうかな」

と答える。
華鶴菜は

「私に出来るかな?」

と不安そうな顔する。
チルリルが

「大丈夫にゅう。もし敵が近くにいたらツインベルが光って教えてくれるし、うちもちゃんとナビするから不安になることないにゅう」

と胸を張って言う。
華鶴菜は

「…何か…それ一番不安かもしれない」

とぼそっと言う。
チルリルは

「何か言ったにゅう?」

と聞く。
華鶴菜は

「いえ…何も…。じゃあそろそろ元の格好に戻りたいんだけど…。」

と言うとチルリルは