そうその場にいたのはまさしく先生だったのだ。

「先生…何故ここに?お姉さんはほっといて良いの?」

と聞く。
先生は

「うーん。ここに来たのは勘です。姉さんは酔い潰れて寝てますから平気ですよ」

とにこっと笑い言う。

「先生…」

と華鶴菜は呆れているがすぐに子ぐまの事を思い出し

「先生!子ぐまの回復を…」

と言う。
先生は

「了解しました」

と言い子ぐまの回復をする。
華鶴菜は熊の手から降りると杖を持ち

「熊さん。ありがとう」

と言うと杖を熊に向ける。
熊は大人しく座りかずなは

「封印(スイール)」

と言うと青年が熊から出てくると杖の中に入る。
チルリルが

「そいつは地の精霊のだにゅう。美青年冷静沈着で無関心だけど力は凄いにゅう」

と嬉しそうに言う。
華鶴菜は

「へぇ~」

と感心する。
チルリルは嬉しそうに

「これで全部揃ったにゅう」

と浮かれている。
その頃廃墟と化したお城で浮かれているチルリルが映っている水晶玉を見る謎の人物はくすりと笑い

「面白くなるのはこれからですよ」

と言う。