‐朝‐
「ジリリリ…」と目覚ましの音がなる。
華鶴菜は手探りで目覚ましを探しとめる。
するとほかの目覚ましが「ピピピピ…」と鳴る。
華鶴菜はまた手探りで目覚ましを探しとめる。
するとまたほかの目覚ましが「ピロンピロン…」と鳴る。
華鶴菜はまた手探りで目覚ましを探しとめる。
するとまたほかの目覚ましが「ピピッピピッ…」と鳴る。
チルリルは

「あーもううるさいにゅう」

と目覚ましをとめ華鶴菜の体を揺すりながら

「華鶴菜朝だにゅう。起きるにゅう。」

と言う。
華鶴菜は目覚ましと勘違いをしチルリルの頭を叩く。
するとまた目覚ましが「ピコンピコンピコン…」と鳴る。
華鶴菜は目覚ましをとめ瞼を擦りながら体を起こすと同時にチルリルが

「華鶴菜酷いにゅう！何するにゅう！」

と怒りながら華鶴菜の目の前まで飛んでくる。
華鶴菜は

「あっ…あぁ…。ごめんごめん。」

と手を上下にヒラヒラさせながら言う。
チルリルは

「仕方ないにゅう。特別許すにゅう。」

と腕を飛びながら言い

「華鶴菜！そんな場合じゃないにゅう！急いで変身するにゅう」

と言うと華鶴菜は

「えっ？！これから学校なのに～。」

と言うとチルリルが

「そんな呑気な事言ってる場合じゃないにゅう。」

と言う。
華鶴菜は

「うんもぅ！！」

と言うとチャイムの音がなる。
ドアを開けると先生と裕也が変身している。
華鶴菜は慌てて辺りを見渡し二人を家の中にいれる。
裕也は

「なんで俺も猫…」

と言う。
華鶴菜は

「びっくりした～」

とドアノブを押さえながら言うと先生は

「華鶴菜さんは朝から賑やかですね」

と悪戯っぽく言う。
華鶴菜は顔を赤くして

「それより悪魔が出たってなんで解ったの？」

と聞くと先生は

「朝起きたら裕也君が知らせてくれたんですよ」

と説明する。
チルリルが

「そんな事より華鶴菜！早く変身するにゅう！」

と言う。
華鶴菜は

「星の光の元にその姿を現せ！ツインベル！！」

と呪文を唱えて変身する。
裕也が

「場所は俺が案内する…。行くぞ…。」