と喜びながら言うが華鶴菜はぼーぜんとしている。
チルリルは

「ささ。ためしにイフリートを召還してみるにゅう。杖をあげて『召還(サモン)イフリート』って叫べばいいだけにゅうよ!」

と嬉しそうに説明すると華鶴菜は

「うにゃ?召還(サモン)!イフリート!」

と叫ぶと杖からは先程の精霊が出てくる。
チルリルは

「イフリートのお陰でうちもちっぽけだけど魔法が使えるようになったにゅう。」

と言い手から火の玉を出す。
華鶴菜は感激して

「凄いにゃん!何か凄いにゃん!」

と喜ぶ。
チルリルは

「あ!そうにゅう。イフリートは怪力で岩石を投げたり出来るけどノーコンなんだにゅう」

と説明する。
イフリートは怒ってチルリルを睨む。
華鶴菜は

「…ね、ねぇ。何かイフリートさん怒ってる気がするにゃ…」

と心配そうに言うとチルリルは

「本当のことだから仕方ないにゅう」

とあっさり言う。
イフリートはチルリルの頭を叩くとそっぽを向くとチルリルは泣きながら

「華鶴菜~。イフリートが叩いたにゅう」

と言う。
華鶴菜は呆れながら

「あはは~」

と笑っているとイフリートは杖に戻る。
華鶴菜は

「イフリートさん戻っちゃったにゃん」

と言うと先生が気が付く。
華鶴菜は焦って

「あ!!先生の事忘れてたにゃん!!」

と先生の元に駆け寄る。
華鶴菜は心配そうに先生の顔を覗き込み

「先生…。大丈夫ですかにゃん?」

と言うと先生は驚き

「これは何かの夢でしょうか…」

と言うと理科室が視野に入り

「理科室まで…。何故…。」

と驚く。
華鶴菜は説明しにくそうな顔をして

「あーそれはですねー。…実は……」

と説明すると先生は複雑そうな顔をして

「-そうですか…。とうとうアイツが暴れ出してしまいましたか…。」

と言う。
華鶴菜は

「先生気付いていたんですかにゃん?」

と言うと先生は

「ええ私はどうも不思議な力があるらしく…。今回もその悪魔もなんとなく気付いていましたが・・・。やはりアイツの力のほうが強かったようですね。私の中に押さえ続ける事が出来なかった・・・」