暗闇の部屋でパソコンの音。

「うにゅう~これも違うにゅう」

なぞの生物は書類を投げる。

「あ~もう疲れたにゅう!はぁ。これで駄目なら休むにゅう。」

と言いながら一番上にあった書類を打ち込むとパソコンが反応し『OK!』が画面に出る。

「やったにゅ~!ついに見つかったにゅう。この人がうちの…相方…にゅう」

と言いながら眠りにつく。



-朝-
羽根の付いたペンギンが道を歩きながら

「いやあ~やっぱ外は良いにゅう。明るいし風も気持ち良いにゅう。あんな部屋におっとったら頭がおかしくなるにゅう」

と言いながら歩いていると一軒の家を見つける。

「あ…あそこにゅう。」

二階に飛んで窓を開けると窓は簡単に開く

「あっ!開いたにゅう」

驚きながらも家の中に入り

「全く…。鍵もかけないなんて不用心な奴にゅう!」

とぶつぶつ言いながら家を一回り見たが誰もいない。

「―…。ひとまず待つにゅう。」

カチカチッと言う時計の音。



しばらくすると玄関の扉が開き

「ただいまー。」

と女性の声がする。

「―何?このぬいぐるみ…。」

とペンギンに近づくとペンギンは怒りながら

「だーれがぬいぐるみにゅう…!全く失礼な奴にゅう!」

と空を飛びながら怒る。
女子高生は

「うああ!ぬいぐるみが喋った!!」

と驚くとペンギンは胸を張りながら

「違うにゅう!良く見るにゅう!」

と言う。
女子高生は恐る恐る近付きながら見て

「―え…。生き物…?」

と言うとペンギンは怒りながら

「生き物に決まってるにゅう~!!」

と言う。

「うわぁあ!?」

と女子高生が驚くとペンギンは

「うちは相方探しに宇宙からやって来た。チルリルにゅう。」

と言う。
女子高生はじっとチルリルを見ながらは

「―何か…。」

と笑顔になり

「可愛いかも!このペンギンさん」

とチルリルを指差して言う。
チルリルは

「うちはペンギンじゃあないにゅう」

とさらに怒る。
女子高生は

「解ったわよ。ペンギンじゃあないのね。えっと…チルリルだっけ?あっ!私の名前は…」