そして、幸せそうに言った言葉を俺は聞き逃さない。 『ほわぁ〜。フワフワでモフモフで気持ちいいにゃ〜』 「にゃ……?」 俺は思わず呟いてしまった。 そしたら急に黒猫の顔が赤くなって、ぬいぐるみで顔を隠してしまった。 可愛い…。 「語尾に『にゃ』とか天使かよ…?!」 そしたら急に黒猫が天使に見えてきた。 死んだらこの天使に天界へと導かれたい。 その時の俺はそう思った。