「ん。出来た」



やっと書き終わったのか、
そう言いながら、私の手を離す七星くん。



七星くんの書いた短冊に視線を向けると。



そこに書かれていたのは........................



『小姫と、ずっと一緒にいれますように』



私も七星くんに対して思っていたことと同じ。



「.........っ、七星く、ん、」



やっ、やばい、私ってば、泣きそうだ............



顔見られたくないのに、
そんな私をくるりと自分の方向に向ける七星くん。



サングラスをかけた、
七星くんと向き合ったことで、
視線がぶつかりそうになって。



私は、つい、目を逸らした.....................