この熱に溺れてしまいたい。
恋愛(ピュア)
完
149
古立みかん/著
- 作品番号
- 1700029
- 最終更新
- 2023/07/31
- 総文字数
- 20,125
- ページ数
- 59ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 28,278
- いいね数
- 149
◦
*
ーー“イケナイコト”をしている自覚はある。
いつもふらーっとしている先輩に、求められるときだけ身をあずけて。
「……っ、」
「初音ちゃんの血、甘くなってる」
そう言って、妖艶に微笑む吸血鬼にいつもいつも流されて。
「……っもう、むり、倒れる、」
「ーーまだだめ。足りない」
ーーいつまでも、この甘さに抗えない。
◦
*
ちょっぴり不器用なツンデレ後輩
初音 小夜
Hatsune Sayo
×
無気力マイペースな吸血鬼
結月 朔
Yuzuki Saku
◦
∗
「……いまどきツンデレは流行んないよ?」
「マイペースも流行らないですよっ!」
何を考えているか、いつもいつも分からない。
だけど、不器用な私の言葉を丁寧に掬いあげてくれるのはいつもこの人。
この人を前にすると、調子なんて乱されっぱなしで。
ときどき、自分が自分じゃなくなる。
◦
∗
「ーー小夜チャンの甘い血、ちょーだい?」
ーーああもう、
「……仕方なく、です」
この熱に溺れてしまいたい。
*
ーー“イケナイコト”をしている自覚はある。
いつもふらーっとしている先輩に、求められるときだけ身をあずけて。
「……っ、」
「初音ちゃんの血、甘くなってる」
そう言って、妖艶に微笑む吸血鬼にいつもいつも流されて。
「……っもう、むり、倒れる、」
「ーーまだだめ。足りない」
ーーいつまでも、この甘さに抗えない。
◦
*
ちょっぴり不器用なツンデレ後輩
初音 小夜
Hatsune Sayo
×
無気力マイペースな吸血鬼
結月 朔
Yuzuki Saku
◦
∗
「……いまどきツンデレは流行んないよ?」
「マイペースも流行らないですよっ!」
何を考えているか、いつもいつも分からない。
だけど、不器用な私の言葉を丁寧に掬いあげてくれるのはいつもこの人。
この人を前にすると、調子なんて乱されっぱなしで。
ときどき、自分が自分じゃなくなる。
◦
∗
「ーー小夜チャンの甘い血、ちょーだい?」
ーーああもう、
「……仕方なく、です」
この熱に溺れてしまいたい。
- あらすじ
- 不器用・口下手・意地っ張りの三拍子を持つツンデレ(!?)女子
VS
無気力マイペース吸血鬼
- 読む
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