洋次郎さんのライブで、偶然、隣の席に居た斉藤さんと連絡先の交換をして暫く。
次のドラマの主演のオファーが来た。
2020年1月期のゴールデンタイムのドラマだと言う。
“魔王に捧ぐ薬指”というタイトルの恋愛もののドラマらしい。
人気漫画が原作で、ドラマ様に少しオリジナル脚本を入れるとの事。
“舞台は医療現場。その病院で働く医師(通称、魔王と呼ばれる)佐藤浬(さとうかいり)と、彼に5年間の片思いをし看護師になった酒井七瀬(さかいななせ)とのラブストーリー”
その主演のオファーだった。
相手役は、あの斉藤健さん。
私に主演が務まるだろうか……。
不安で不安で、オファーの返事を迷っていると。
斉藤さんから連絡を貰った。
“僕は天堂さんとだから、このドラマやりたいよ。”
恐れ多い事だけれど、このメッセージを見て、オファーを受ける決断をした。
1話の台本をいただいて、本読みの現場で改めて自己紹介。
共演者の方々は皆、ベテランの俳優、女優さんばかり。
兄弟で、お笑い芸人をしているお兄さんの方もドラマ初参加の様で、シンパシーを感じる。
このドラマをキッカケに私の人生が変わるなんて、誰が思っていただろうか。