繰り返されるそれに、脳が痺れて真っ白になって行く。


流されるまま、何もできないままに。



行為が更にエスカレートするのを感じた。



「はあ…はっ、はぁ……」


不意に、舌ではない尖ったものが深く食い込んだ。


ブツリ…――



すぐ耳元で聞こえた、皮膚の裂けるような惨たらしい音。


躊躇なく皮膚を突き破って何かが入ってきた。


ぽたりと。何かが伝い、滴る。



じゅるり、じゅる…


ゴク…――



なに。なに。


これは、なに。一体なに。


首に……

首ニ何カガ、ウマッテル。


漠然とそう思い、自覚した直後――。



「…ぅ、ぁあ……っ」


ズキン、ズキンと。


混乱した私に追い打ちをかけるかの如く、頭が割れるように痛み出す。


鼓動のように痛みは増しながら速くなり。


そして大波のように襲い掛かって私を苦しめた。



フラッシュバックが起きて、映像が脳内に直接流れ込んでくる。