「もう…、ぜったい俺から離れないで」


「うん…!離れないっ」


「俺とずっと一緒に…いてくれる?」


「いるっ、ずっとずっと…!!」


「…俺のこと好きって、もう1回言って」


「っ!頼くんがだいすき……!!」



制服デートしようね、たくさんデートしよう。

いろんなところに行って、ふたりで泣いたり笑ったりして。


これからもずっとずっと。


たとえわたしが男の子だろうが女の子だろうが、そんなの関係なくなっちゃうくらい。




「俺も───…カンナが大好き」




友達キャラになんかさせないよ。


自分の気持ちを犠牲にしてまでわたしの幸せを願ってくれる、そんな格好良すぎるキャラになんか。


そんなことしなくたって、頼くんはわたしにとって誰よりも格好いいんだ。

誰よりも優しくて、誰よりも最高だから。



「頼くん、わたしのこと待ってた…?」


「…もう隠さず言っていい?」



こくりこくりと、激しめにうなずくと。

頼くんは溜めてた気持ちぜんぶを吐き出すようにマシンガン。