「まじ最高だったわ!!俺まだ夢見てるみたいなんだけど…!!」


「オレもっ!過去イチ感動したわ…!!」


「いまだに鳥肌やべえもん!!あー!神藤学院サイコーー!!!」



余韻から抜け出せない生徒たち。

ステージ発表は無事に大成功と幕を閉じ、わたしたちもすみやかに元の姿に戻った。


一時のアクシデントはどうなることかと思ったものの、みんなの協力のもと、歴史的な最高の文化祭になった。



「カンナ!打ち上げは竜英軒な!先生が奢ってくれるって!!遅れんなよ!」


「やったあ!俺もすぐ行───…、なに…してる、の?」



背後から回った腕、ペタリとわたしのおでこに触れてきた手。



「あーー、ちょっとはしゃぎすぎちゃったからねカンナ。熱あるよこれ、うんうん。ムツミごめん。俺たち不参加で」


「えっ、まじかよ!まあ…いろいろあったもんな」


「そう。みんなによろしく」


「おっけ。じゃあまた休み明けなー」