そう思って視線を前方へ戻したとき、窓の外に見えている校門の前を自衛隊の車が通り過ぎていくのが見えた。

この辺は少し行けば自衛隊の駐屯地があるので、別に珍しいことじゃない。

私はユカリを気遣いながら保健室へと向かったのだった。