圭太はこうすることを考えた上で、直にすべてを預けていたのだ。


「嘘だ……圭太までいなくなるなんて、そんなの嘘だよ!」


友達も、家族も失った。
その上圭太まで失うなんて!!


「イヤアアアア!!!」


私は頭を抱えて山の中に響き渡るほどの悲鳴を上げたのだった。