「好きです。そろそろ,少しは伝わりそうですか?」



何で今だったのかは知らないけど。

やっぱり,あんな約束するんじゃなかった。

真っ直ぐ向かってくる言葉を,はね除けることが出来ない。

はね除けることが出来ないから,どう反応したらいいのか分からなかった。



「最近の朱鳥さん,防御力低すぎませんか」



ふはっと笑われる。

でも。



「そんなこと,分かってる……し」

「攻撃力は相変わらず100なんて,ずるかわです。うっかり抱き締めても許されますか神様」

「だから調子に乗らないで!!」