「血を吸わなかった理由は?」


聞くと、タカトが真剣な顔になった。


「鈴乃の血は、、、

特別な甘い匂いを持つ血なんだ。

普通、1000人に1人しかいないんだよ。

だから、俺の世界では、

鈴乃の血を狙ってるヴァンパイアが

たくさんいるんだよ、、、。

特に、、、

俺の大っ嫌いなエイトがな」


「エイトって??」


「エイトは毎日違う女の血を

吸っているんだ。

常に女が一緒にいるんだよ。

あいつの好物は甘い血。

そう、1000人に1人しかいない

鈴乃。お前の血なんだ、、、」


「えッ、、、?」