「ちょっとくらい大丈夫だって」
「何言ってんの!ダメ!」
勢いよく彗の持つフォークを取り上げる。
死にたいのか!!
「っちぇ、鬼」
「なんて言った?!」
彗のためを思って言ってるのに!
戦闘体制、むかぁっと頭に血がのぼる。
「ぷっ、2人ってきょうだいみたいだな!」
私たちの小競り合いを見ていた、恒さんが耐えきれず笑い出す。
「彗が弟って感じ〜」
宙さんにまでそんなことを言われてしまった。
「なんでだよ!俺のが先に生まれたんだし!」
ってムキになってる彗だけど、話の論点がズレてる。
「…そういうこと言ってるんちゃうけど」
銀さんにつっこまれて、不思議そうな顔をする彗。
「え?どういうこと?」
って相変わらずの天然炸裂。