「彗が作れって言ったんじゃん」


「そんな言い方してねぇよ」



あんなのほとんど強制だよ。…どういうつもりで言ったんだか。


ピーラーなくて頑張って作ったのに。


「じゃあいいよ、持って帰るから!」


別に、彗が食べなくても私が食べるからいいもん!



「いや、食べる!俺の大好物なんだから」


そう言って、ちょっと怒る私を宥める彗。



「てか、一緒に食わない?1人飯寂しすぎるから」


「こんな時間に食べたら太っちゃう…」



もう1時半だよ?最近太ってきてやばいんだよね。



そんなことを考えていると、私のお腹がぎゅるるると最大に鳴った。


慌てて、彗を見ると、


「ふっ、海は細すぎ。ほら食うぞ。」


笑って、部屋へ誘ってくる。