とりあえずレジュメをガラスのおしゃれな置いて、シチューを作る。
…うそ、ピーラーもないの…。
ジャガイモも、にんじんもピーラーなしで包丁のみで頑張って作り、
「もうこんな時間…」
時間はすでに23時半。
明日も朝から大学だし、早く帰らないと。
「お邪魔しましたぁ…」
急いで玄関を出ると、
「うわっ!」
扉の前にいたのは、中年の優しそうな小さなおじさん。
驚いて固まってしまう私に、
「…もしかして海さんですか?」
と、にこやかな笑顔を向けてくる。
「…はい…」
誰?何で私のこと知ってるだろう。
「申し遅れました、私Stellaのマネージャー、夜川(やがわ)と申します。」
「あ、マネージャーさん!?」
「はい。海さんの話は星野からよく聞いてます。いつも学業面でのサポート本当にありがとうございます!」
そう言って深々とお辞儀をしてくれる。