「ん?どした?」



「隣、いい?」



「…おう、別にいいけど」


私の反対側、彗の隣の空いているイスを指差すルナさん。戸惑った様子の彗が受け入れると嬉しそうに笑った。


いつも綺麗に巻かれている髪は、今日はストレートで大人っぽい印象を与える。


ちらっとだけ私を見て、大胆不敵微笑んだルナさん。


ああ、そうか、ルナさんは私にこれを見せたかったんだ。だから私を呼んだんだ。



それから彗はずっとルナさんと話していて、もちろん私の知らないわからない話ばかりで、輪に入れるわけもなく…



また1人になって心細く、運ばれてきたご飯を頬張っていると、


「海ちゃん、久しぶり!楽しんでる?」


にこにこ〜って太陽みたいに笑う宙さん登場。


銀さんに車で送ったもらった日も会えなかったし、スタジオ見学に行った日も宙さんだけ撮影休日で会えなかった。