「一緒に虹を、見てみたい」

恋愛(ピュア)

宝ひかり/著
「一緒に虹を、見てみたい」
作品番号
1699212
最終更新
2024/01/05
総文字数
93,748
ページ数
275ページ
ステータス
完結
PV数
9,412
いいね数
2



☆ゴマブックス新人賞 最終候補作品賞受賞
電子書籍化して頂きました。





 ──もう、会えない。

 夢でもいいから、会えたらいいと、強く願った。



 両親がおらず、小学生の頃から施設で暮らしていた希花《きか》だったが、引き取り手が見つかり、希花はA街で暮らすことになった。

 しかし、A街は“雨の街”と言われる不思議な街。

 そんな、一年の大半が雨で覆われる街で、希花は嶋原空也《しまはら くうや》、という同級生に出会う。

 雨が降っている時でないと、この世界に姿を現すことのできない空也。

 “雨人(あまびと)”と呼ばれる特殊な人種の彼等は、雨が止むと、この世界から音もなく消失してしまう。


 ──しかし、雨人の空也は、もっと大きな事情を抱えていた。



 私は、嶋原君のことが好き……。



執筆期間 2017.09.01~09.13




あらすじ
雨が降ると、嶋原君はこの世界から、音もなく消失してしまう。

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