そのあと私は、片木くんと屋台を回ることになった。 「 “友達” なんだからいいだろ?」 と言う片木くんの言葉に流されたのは言うまでもない。 回るついでに欲しかったわたがしといちご飴を買うと、「そんなに甘いのばっかよく食べられるな。」と笑われた。 どうやら、片木くんは甘いのそんなに好きじゃないらしい。 「なぁ、唐揚げ買ってもいい?」 なら私も家のお土産として買って帰ろうと決めて2人で唐揚げの屋台へ向かった。